
スイス人のマドレーヌは、私の7年来の大切な友人。
スイスの料理や、観光情報なども、いろいろ教えてくれて、私のスイスお師匠さん。
同じ町のレザンに長年住んでいましたが、今年の春、引越ししてしまいました。
引越し先は、フリブルグ州のアタランスAttalens、という町。
レザンからは車で1時間くらいかかります。
毎週のように遊びに行っていたのに、簡単に行けなくなってしまい、とっても寂しい

先日その引越し先に遊びに行ってきました。
本人の許可を得たので、彼女のお部屋を紹介させてもらいます。
自分は写真嫌いで、絶対に映らないんですけど、お部屋の写真はOKでした。


畳や、障子まであります。
ソファーは布団で作ったもの。オーダーしたらしいです。


このジャパニーズなお部屋。
EX-ハズバンドが日本の方だった影響で、日本のものが大好き。
以前のお部屋も、今度のお部屋も、この通りのジャパニーズなものだらけ。
庭には、石灯籠も。キッチンは普通にスイスでしたけど。


でも考えてみると、我が家は反対にスイス的なものに溢れていて、
お互いエキゾチックなものに憧れるということですかね。
そのマドレーヌが一番に教えてくれてたレシピがpâte briséeパッツ・ブリゼ。パイ生地のことです。
彼女の家から帰って来て、久しぶりに作ってみました。
スイスではパイ料理はとてもポピュラーな料理。中身を変えていろいろ楽しめます。
玉ねぎで作るとタルトオニオン、リーク(ポアロー)だとタルトリーク、りんごだったらタルトオポム、、、、
なので、そのパイ料理を作るために欠かせないパイ生地作りは、基本中の基本というわけです。
pâte briséeパッツブリぜの他にもう1つpâte feuilletéeパッツフイヨッテという種類のパイ生地もあります。
ブリぜの方がバターも手順も少なくて、簡単で手軽。フイヨッテはあのサクサクの何層にも別れているパイ生地で、
リッチで、美味しいけど、めんどくさいので、もちろん簡単な方ブリゼ。
でも十分美味しいです。
日本で売ってる冷凍パイシートは、フイヨッテに近いと思います。
材料は、小麦粉200gとバター100g、水100㏄と塩ひとつまみ、
ボールの中に小麦粉を入れて、その中に細めのナイフでバターをピッ、ピッ、と小さく切っていきます。
そして手で、つまむような感じで混ぜていきます。
だいたい混ざったら、


混ざってきたら、水と塩を投入


そしてこねます。


まとまってきたら、ラップに包んで、冷蔵庫で90分寝かせます。
あんまりよくこねない方がサクサクになります。
以上がパッツブリゼのレシピです。
でも、これだけでは食べられないので、
今日はキッシュロレーヌを作りましょう。
材料は
ハム、ベーコン、マッシュルーム(缶詰でもOK)、ほうれん草、etc.
卵2個、生クリーム約180cc、グリュイエールチーズ30g、牛乳少々、塩、コショウ、ナツメグ、


寝かせた生地を伸ばして、パイ皿に敷き詰めます。
マドレーヌ直伝の伸ばし棒を使った生地の移動の仕方、棒に引っ掛けて運ぶと簡単!
そして、パイ皿の周りの余分な生地を取り除くときも、棒を横に皿の上に渡してゴロゴロと転がせば、
余分な部分が外れます。
余った生地は冷凍して、また別に日に使ったりします。
そう!冷凍できるので、便利です。


そこに、マッシュルーム、ほうれん草、ベーコン、ハム、などお好みで。今日はソーセージを入れてみました。
具をまんべんなく散らして、
生クリーム、卵、グリュイエールの削ったものを混ぜ合わせ、その上から流し込みます。


そして、オーブン200℃で30〜40分、
焼けたあ〜❤︎
私としては、グリュイエールチーズは欠かせないと思います。
そして、スイスの生クリームは35%の濃厚なものを使います。このクリームを使えば、絶対美味しい。
なので、日本で作るよりは美味しい気がします。

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