
息子が日本へと旅立ったと思ったら、突然の嵐のように、今度は東京で働いている娘がやって来た!!
こちらは、すでに社会人4年目、長期休暇が叶ったらしい。
それにしても、前日にフライトチケットを買って、飛んでくるという、、、我が娘ながらあっぱれ!!
1週間、スイスで過ごすということで、目標はactiveに過ごすんだそうで。
着いた翌日は隣町の標高3000メートルのスキー場で、スキー。
その翌日は、レマン湖畔サイクリング。
そして、せっかくなので、どこか近いところへ旅行しようということになり、
暇な母(私ですが、、)とミラノへのトリップ。
ミラノはレザンからは、頑張れば日帰りもできるくらいの距離ですが、
でも、美味しいもでもゆっくり食べようと1泊することになりました〜

朝6時51分の最寄りの駅レザンvillage発の電車で出発して、
途中ブリーグでEC(ユーロシティ)に乗り換えて、10時37分にミラノcentraleに到着。
イースターホリデイなので、ECは満席状態。
これも2日前に取ったので、娘とは車両も違う別々の指定席になってしまいましたが、
4人掛けのボックスシート、乗り合わせたのが、なんと日本人の女性!!
40代くらいかな、、、ローザンヌからイタリア人のお友達と、日帰りショッピングに来たんだそうです。
楽しくおしゃべりできて、あっという間でした。もちろん日本語で。
ホテルはミラノcentrale駅から、徒歩で数分。荷物を預けて、まずはやっぱりドゥオモ。

何度か来てるけど、何故かドゥオモの中に入ったことがなかったので、
今回はしっかりと見学することにしました。
しかし、チケット買うのに整理券を渡されて、待つこと50分。
後から、自動券売機で買えば、整理券を取る必要がないことに気が付いたのですけど、
(それでも長い列を並ばなければならないけど)
最初に言って欲しかったわ〜。
整理券があったので、近くを散策して過ごすことはできて、それは良かったです。


屋上にも登りました。エレベーター代4ユーロは、今晩の摂取カロリーも考えて、節約!
それでも徒歩で登った屋上はなかなか楽しかったです。
途中、金銀細工が施された135本の尖塔や、柱や壁の彫刻が間近で見れて、
それは素晴らしかったです。圧倒されました。
屋上は結構広かったので、ゴロリと日向ぼっこをしてる人もいたりして。
ゆっくりミラノの街を眺めることもできました。

最も高い尖塔の上の黄金のマリア像も近くで見れましたよ。

夜は、サルディーニャ料理のレストラン、バイアキアを予約してありました。
サルディーニャはイタリアの西にある島で、
イタリアはもとよりですけど、古代からアラブとか北アフリカの影響を受けて、発展したきたサルディーニャ料理。
豊富な海産物を使っていて、すごく日本人好みの料理だと思います。
以前ミラノを訪れた時にもサルディーニャ料理のレストランに入って、そこで出会ったカラスミのパスタ、
もう一度食べたい!!との思いからのチョイスです。
家族でやってる感じのこじんまりしたレストラン。

アントレは盛り合わせで頼んだら、ムール貝、小魚とイカのフリット、ホタテの香草パン粉焼き、海老を使った料理、
2人分からってなってましたけど、それぞれが大きなお皿で出てきて、すごいボリューム。
あ〜、こんなに食べれない〜、と思ったものの、ぜんぜんペロリ。
父さん好きだろうね〜、こういうの、、、ごめんね、父さん。写真くらい送っとこっか。
パスタは、もちろんカラスミのパスタ。
日本のカラスミに相当する、魚の卵巣の加工品ボッタルガが、世界的に有名なんだそうです。
さっぱりしていて、しっかりした味わい。幸せ幸せ。


海産物で有名ですけど、島では、牧畜される羊の数がイタリアで一番多いこともあって、
羊肉などの方が、好まれているらしいです。
お肉のメニューもいっぱいあって、、、迷ったけど、羊じゃなくてビーフで、ローストをたくさんのルッコラでサラダ仕立てにしたもの。
デザートは、お腹いっぱいだったけど、別腹ってやつで、
というか、あんまり周りのお客さんがみなさん注文していたので、つられて、、、チョコレートケーキ。
濃厚で、美味しかった!!
2人でワインも1本飲んじゃったし、
やっぱり1泊してよかったです




翌日は、娘の希望のもう一つのメインイベント。
”最後の晩餐”を見る。
実は私は3回目。娘も2回目。
でも、小さかった娘は、全く記憶に無し。
予約なしで、当日少し並んだだけでチケットが買えたその当時、やっと入れた部屋の中で、
『お母さ〜ん、この絵見るのに並んでたの〜?』その声が、それはそれはよく部屋中に響き渡り、日本の方も多くいたので、
ちょっと肩身が狭くなったことを、よお〜く憶えています。未だに忘れられず、よく話すエピソードです。
前日に諦めかけたところでネットで買えたチケットは朝8時15分、、、朝一番の時間(グループ別に15分づつ鑑賞)でした。


今回も同じ回には日本人が多くいて、その人気の高さにはびっくりです。
そう言えば、前日ユーロシティーで乗り合わせたイタリア人の女性は、見たことないって言ってましたっけ。
その後に行ったスフォルツェスコ城博物館の中に、最後の晩餐のコピーばかりの展示をしているところがあって、
偶然入ったのですが、古いものでは16世紀に描かれたものもありました。
本物では見にくかった細部などが、却ってはっきり見えたりして、とても面白かったです。
もちろん、本物は素敵でした。言うまでもありません。
スフォルツェスコ城博物館にはミケランジェロの未完の作品”ロンダニー二のピエタ”があります。
死の直前まで掘りつ続けていたピエタ像は、あの有名なバチカンのピエタ像とは全然違った雰囲気でした。
全盛期に作られたバチカンのピエタと違う、死を意識したミケランジェロがその老練の技で作ったピエタは、
完成していたら、どんなだったんだろう、、と思いを馳せて、誰もいないその展示室で(朝早かったので)、ゆっくり見て来ました。
心に染み渡る感じでした。


その後、運河沿いの地域ナヴィリオに行って、ランチとジェラート


一つだけ、残念なのは、そのナヴィリオ地区、月末の日曜日には大きなブロカントがあるらしいのです。
とても大きなもので、以前から行きたいと思ってはいるのですが、月に1回では、なかなかタイミングが合わず、
今回も、無理でしたが、ドゥオモのマリア像に再訪を願うと叶うという言い伝えがあり、しっかりお願いして来たので、次回を楽しみにします。
待ってろよ、ミラノ〜!!

イタリア〜ンなランチは、
リゾットとラビオリ、そしてモッツァレッラ ディ ブッファラ(水牛乳100パーセントで作られた)のカプレーゼ。
そして、ランチプレートの写真と並べるのもなんなんですが、、
息子同様、娘もこの春、また人生のターニングポイントを迎えようとしています(残念ながら結婚ではありませんけど、、)。
ちょっと今回、英語ペラペラな娘にびっくりしました。
スイス育ちなので、フランス語話してるのはよく聞いていたんですけど。
母はもはや、健康を気遣うことくらいしかできないんですが、元気でやってほしいです。




そして、ミラノ発18時23分発のユーロシティーで一路家路に着いたのでした。
いやいや、ドゥオモの階段登ったくらいじゃ追いつかない、、、、
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